WJ50号をさらっと!※ネタばれがありますので、ご注意くださいね!引用は「」抜きしています。

砕蜂の「誰が助けに来いと言った」等の言葉に、「そんな言い方なくねえっスか!?」と胸前で必死に両手をぱたぱたさせ、猛抗議の大前田。その大前田に「…耳を貸せ」と短く言うと、砕蜂は振り返りもせずに大前田の顔面にボズン*1と裏拳を食らわします。転がっていく大前田に、「次は自分が危ないと思って助けにきたのだろう」と砕蜂。そして「仲間がやられたら好機と思え 間に入るな 後ろから刺せ」「それすらできぬ程 敵との力量が隔たっているなら その場で仲間は見殺しにしろ」「それが隠密機動だ」と続けます。その砕蜂の言葉を、なんの言葉も差し挟まず凝っと砕蜂を見据え聞いていた大前田。
やがて瓦礫の中からジオ=ヴェガが荒い息遣いで現れ、砕蜂と再び対峙します。「本物の暗殺」を見せてやろうとジオ=ヴェガを見遣る砕蜂。そして「…いや、貴様程度では“見る”ことはできんかも知れんな」と皮肉を添えます。
その言葉に「なめるな!!!」と怒り心頭のジオ=ヴェガは、「本当の力を見せてやるのは俺の方だ!!」と吠えます。みるみるちにジオ=ヴェガの体は膨れ上がるように大きくなります。「見ろ!!!『虎牙迅風・大剣(ティグレストーク・エル・サーブル)』だ!!!」とジオ=ヴェガが叫んだかと思うと、その次の瞬間には、彼の正面にいたはずの砕蜂は背後に立っており、ジオ=ヴェガの右の背からは小さく血飛沫が…。「済まんな」砕蜂は振り返らずに口を開きます。「“弐撃決殺”と言ったが 一撃にしか感じなかっただろう」ジオ=ヴェガの右胸あたり、そしてそのちょうど真裏にあたる右の背の部分には蜂紋華が現れ、ジオ=ヴェガは「…ち…くしょう……」と悔しさを滲ませ、蜂紋華とともに消えます。
ジオ=ヴェガの最期の傍ら、少し俯き視線を落とす砕蜂。そこへ喜び勇んで駆け付ける大前田。「「雀蜂」って同じトコに二撃じゃなくても効果あるんスね!」と言う大前田に、砕蜂は「胸側と背側から奴の右肺の同じ箇所に二撃を与えた」と教え、はじめから狙いは「傷口ではなく臓腑だ」ったことを明かします。しかしすぐさま「余り余計な事を喋るな」と大前田を戒めます。
ふたりの前には、今まさに座した椅子から身を起こさんとするバラガンの姿が。「真打ちだ」と強気な笑みを吐く砕蜂に、バラガンのほうを見据える大前田。


一方場面変わって、ハリベルの従属官三人に三方から囲まれた乱菊さんは苦戦を強いられていました。
その戦いのさなか、アパッチが「あたしあっちで休んでてもいいか?」と言い出します。「何バカなこと言ってるの」と眉を顰めるスンスンに、3対1じゃ話にならないと答えるアパッチ。日番谷くんを呼んでこいなどと話し続けるアパッチの隙を見て、瞬歩で近づこうとする乱菊さんですが、アパッチに片手でなぎ払われてしまいます。しかし投げられた体勢からも灰猫を放つ乱菊さん。ですが、アパッチは虚閃をぶつけ消します。
乱菊さん目がけて向かってくるアパッチは「オマエなんかあたし一人でも相手ンなんねえんだよ!!」と叫び、大きな火の玉のようなものに包まれます。(火の玉に姿を変えたのかも。)その火の玉は乱菊さんに向かってきますが、直撃する寸前に爆発。
その煙も収まってきて辺りをう窺った乱菊さんは、「…あんた……!」と目を瞠ります。今週はここで了。

*1:本文掲載の擬音語ママ(笑)。