WJ48号を簡単に。※ネタばれがありますので、ご注意くださいね。引用は「」抜きしています。任意で句読点を付しています。

ビルの壁面に磔にされ、身動きの取れなくなったバラガンの従属官に、雀蜂を解放し向かっていく砕蜂。しかし、向かってくる砕蜂バラガンの従属官は片手で虚閃を放ち、ビルの壁面を破壊、反撃に向かいます。砕蜂が有利に見えた状況をひっくり返し、バラガンの従属官は砕蜂の戦い方を甘いと評します。「それが本当に、二発で敵を殺す武器なら、俺を止めた瞬間に 瞬歩で近づけば勝負はついてた」「俺ならそうしてる」そう言ったあとに彼の蹴りが砕蜂の腹に決まります。崩れた瓦礫の陰になっていた砕蜂にバラガンの従属官は、「…あんた羽織見たところ、二番隊の隊長だろ? 隠密機動ってやつだ」「隠密機動は暗殺部隊だって聞いたけど… 随分ユルい戦い方だな」と続けます。「それともこの程度の戦いを尸魂界じゃ“暗殺”って言うのか?」従属官の言葉に、怒りや悔しさを滲ませ、傷ついた口元を拭う砕蜂
「…良かったな 名前を聞くヒマできたぜ」バラガンの従属官の少年はそう言うと刀を構えなおし、「バラガン陛下の従属官 ジオ=ヴェガ」と名乗り、ついでだと言って「喰い千切れ『虎牙迅風(ティグレストーク)』」と静かにしかしながら力強く帰刃の解号(にあたるのかな)を口にします。


一方、もうひとりの従属官と戦う大前田。
「どぇい!」「せいっ!」「どうどう!」「ハハイハイハイーッ!!」と掛け声なのか合いの手なのか分からないような声を上げながら、敵を打ちすえています。しかし、バラガンの従属官は、店先に据え付けられているカーネ ルおじさんやペ コちゃんのように動じません。そうこうしているうちに、べちんと相手からの一発を食らい、ごろごろと転がっていく大前田。そんな大前田の様子を見ながら、バラガンの従属官は金髪のねえちゃん(乱菊さん)と戦いたかったなどと愚痴をこぼし、大前田のことをノロマなデブとこき下ろします。(ひどいっ)それに対し、これはデブじゃない、ふくよかだ、豊かさの象徴だと猛反論する大前田。それに「ウゼェ」と漏らし、一気にカタをつけるべく帰刃に踏み切る従属官。「踏み潰せ『巨象兵(マムート)』」と唱え、現れた姿はまさに象のように(というかマンモス)長い鼻と牙を持った巨躯でした。巨体から放たれる強力な攻撃を避けるべく建物のあちこちへと逃げ回る大前田。しかしすぐに追いつかれてしまいます。その身のこなしに驚き慌てる大前田に「知らねえのか?他人を見かけで判断しちゃダメなんだぜ」と残忍そうな笑みを浮かべます。従属官が長い鼻で大前田を叩きつけようと降り下ろし、直撃は免れないと見えたそのとき、大前田は俊敏に攻撃をかわし背後から敵の頭をとります。
今度は、大前田は俊敏な動きができないと思い込んでいた従属官が驚き焦ります。それに「…俺様を何だとおもってやがんだ? 二番隊副隊長兼隠密機動第二分隊“警邏隊”隊長!大前田希千代様だ!!」とぴしゃりと言い放つ大前田。そして「隠密機動だぜ、鈍い訳が無えだろう」と笑みを吐きます。「芝居か てめえ!」と従属官が振り返るや否や大前田は「打っ潰せ…『五形頭』ィ!!!!」と刀を解放し、いくつもの棘のある鉄球を従属官に命中させます。そして、そちらを見遣り「…教えといてやるよ 他人を見かけで判断しちゃダメなんだぜ」と大前田。今週はここで了。




魁!!大前田希千代様な今週です!
そして、今まで仮面の形から自分の中で勝手にせいうちくんと命名してたバラガンの従属官くんの名前も分かりました!中表紙(?)にも登場したそのコの名前はジオ=ヴェガでしたっ。バラガンはさっぱり好きじゃないけど、このコだけはなんかかわいいっ。言葉遣いがひどく粗雑じゃないとこもなんかかわいいっ。「勝負はついていた」じゃなくて、「勝負はついてた」っていう言葉遣いがちょっとかわいい(笑)戦い方から察するに隠密機動に入れそうだなー。