WJ28号※ネタばれがありますので、ご注意下さいね!引用は「」抜きしています。藍染さんたちがお好きな方は戻られてくださいねーーー!!!

ギンを伴って現れた藍染を、「やっぱし…お前やったんか…」と倒れたまま睨みつける平子。「気付かれていましたか 流石ですね」と歩み出る藍染には余裕すら感じられます。
伏して苦しい息の下、平子は、藍染が信用ならない人物と目し、彼を監視するため五番隊の副隊長に選んだと告げます。それに「ええ 感謝しますよ 平子隊長」と尚も余裕を見せる藍染。そして平子が自分を「深く疑ってくれたお陰で あなたは気付かなかった*1」と続けます。「…気付いとった言うてるやろ…」という平子の言葉を「いいえ」と否定し、藍染は「気付かなかったでしょう? この一月 あなたの後ろを歩いていたのが 僕ではなかったという事に*2」と言います。驚いて目を見開く平子に、「“敵”にこの世界のあらゆる事象を僕の意のままに誤認させる それが僕の斬魄刀『鏡花水月』の真の能力です」と、鏡花水月の能力「完全催眠」について藍染は淡々と述べます。
「あなたは鋭い人だ 平子隊長」と平子を評し、藍染は話を続けます。刀の柄に手を少しかけて。平子が自分を信用していなかったがためにいつも自分との間に距離を置き、心を開くことなく情報を告げることもせず、藍染自身に立ち入ろうとすることはなかった。それゆえに藍染が別の人物にすり替わっていても気付かなかった―――身代わりにさせた人物には藍染や平子の平素の様子をしっかり憶えさせていたものの、もし平子が藍染のことを深く理解していたなら、ほんのわずかなことから違和感を覚えていたかもしれない。
「あなたが今そこに倒れているのは あなたが僕のことを 何も知らないでいてくれたお陰なんですよ 平子隊長」藍染は淡々と言い放ちます。「…藍染…」構えようと身を起こそうとする平子。そんな平子を冷たく見遣り、「…それからもう一つ」と付け加える藍染。平子は自分を監視するために自分を副隊長に選んだと言ったがそれは誤りだと告げます。「隊長の『副隊長任命権』と同様に 隊士側には『着任拒否権』というものが」あり、藍染には「“副隊長にならない”という選択肢もあった」が、なぜそれをしなかったか。それは平子の藍染への深い疑念が、鏡花水月の能力を揮うのに・藍染の計画にまさにうってつけだったから。「“なたが僕を選んだ”んじゃない “僕があなたを選んだ”んです 平子隊長」冷淡に告げる藍染に、泪とも汗ともとれるものを頬に這わせる平子…。その場に倒れている他の仲間たちをこような目に遭わせたのは藍染が平子自身を選んだが故と淀みなく続ける藍染に、平子は死力を振り絞り立ち上がり、抜刀しようとします。―――が、そのとき、平子も口や目から液体のようなものが吹き出てきます…「…俺もか…!」と愕然とする平子の背後で、倒れたほかの仲間たちも同じように、液体のようなものが吹き出たかと思うと顔などに異変が起こります。「何やねんこれは!?」と声を上げる平子に「…やはり興奮状態の方が虚化の進化の進行は早いようだね」と、眉一つ動かさずに述べる藍染。「……虚化……!?何や… …それ…?」と呻く平子に「知る必要は無い」と言い捨てる藍染虚化する平子に声に「…シ…シ…ン………ジ………?」すでに虚化していたひよ里ちゃんがうつろな目のままではありましたが、かすかに呟きます。それに気付いた藍染東仙に合図をします。平子が制するもむなしく、ひよ里ちゃんは斬られてしまいます。
……そして、「本当に恐ろしいのは 目に見えぬ裏切りですよ 平子隊長」と刀を抜き、「さようなら あなた達は 素晴らしい『材料』だった」*3と刀を高く掲げる藍染
そのとき……!その藍染の背後に抜刀した浦原さんが飛びかかります!すばやく気付いた藍染は身をかわし、五番隊の副官章だけが斬り落とされます。「これは面白いお客様だ…」と眉を顰める藍染の視線の先には、霊圧を消す黒衣を纏った浦原さんと、鉄裁さんの姿が――。今週はここで了。




浦原さん、頑張れー!!!って思うしかないですよね。やっぱり。
うーん。他にもいろいろいろいろ思うんですが、口汚くなりそうなので、やめときます(汗)

もとの自分の意識があるかないかの状態で平子の名前を呟いてたひよ里ちゃんが切なかったですね。とても悲しい。わたしが、東仙の若いときのエピソードばかりを強く記憶してるからか、ひよ里ちゃんを斬り捨てた東仙にまですごく悲しくなってしまった。。。。

藍染たちは尸魂界に残るので、浦原さんたち、平子たちが尸魂界を追われる形になるんでしょうかねぇ。だから夜一さんもある日突然行方を晦ましてしまうんでしょうか。

*1:「気付かなかった」の部分に傍点あり。

*2:「僕ではなかった」の部分に傍点あり。

*3:『材料』の部分は、二重括弧なしで傍点です。個人的に一番引っ掛かったとこだったので、恣意的に二重括弧で括りました。