ポケモンDP「灼熱のヒコザル」

ノモセシティでのジム戦を目指し、サトシはピカチュウブイゼルナエトルの特訓をしています。特訓を終えると、自分もバトルをしたかったグライガーがサトシに飛び付いてきます。タケシが元気を持て余しているんだろうと察すると、さっそくウソッキーとのバトルをすることに。しかし、そのとき大変強い風が起こり、グライガーは空高く舞い上がり飛ばされてしまいます。
一方場面変わって、ドラピオンをゲットしようとエレブーに指示するシンジの姿があります。エレブー攻勢かと見えるも、そこへ先程のグライガーが墜落してきます。水をさされた恰好になったシンジ。
やがてムクバードに導かれてシンジやグライガーのもとに駆け付けるサトシたち。ヒコザルはシンジの姿を認めて怯えて隠れます。ピカチュウはエレブーに気さくに挨拶します。
そこで、自分達それぞれのトレーナーの在り方で対立するサトシとシンジ。目指すものが一緒でもすべてが一緒とは限らないと、シンジに強い態度で示すサトシ。以前にシロナが諭してくれた言葉もばっさり切り捨てたシンジに、サトシはバトルを挑みます。シンジとのバトルに、ヒコザルが駆け寄ります。そのヒコザルの意志を酌み、まず一番手にグライガーを繰り出し、サトシはバトルをはじめます。一方、シンジはグライガーの進化形のグライオン。戦闘開始から終始グライガーを圧倒するグライオン。最後ははさみギロチンを決め、グライガーを下します。
そしてお互いの二番手は、ヒコザルリングマヒコザルは火炎放射、リングマアームハンマーを繰り出します。続いてリングマは、ヒコザルのかえんぐるまを受けとめ、ひみつの力、ずつきを命中させます。リングマの攻撃に恐れをなすヒコザル。みんなも、そして物陰からロケット団ヒコザルを応援します。しかし、畳み掛けるリングマアームハンマーヒコザルは恐くて悲鳴を上げます。アームハンマーは直撃、ヒコザルは崩れた石に埋もれてしまいます。その直後、ヒコザルの目が赤く変化し雄叫びをあげ、放射状に大きな炎を放ちながら、ヒコザルが覆いかぶさった石を打ち砕いて飛び上がります。サトシに勝ってほしい気持ち、シンジに今の自分を見せたい気持ち、みんなの応援に応えたい気持ちが、ヒコザルの「もうか」を目覚めさせたのだろうと推し量るタケシ。
そのヒコザルの豹変に怯んだリングマきあいだまを退け、かえんぐるまで勝負を決めるヒコザル
しかし、勝負はつきサトシも制止するものの、ヒコザルの興奮ともうかは収まらず、サトシに飛び掛かってきます。辺りに火が燃え移り、ポッチャマブイゼルが鎮めることに。
仲間のポケモンたちにも立ち向かっていこうとするヒコザルを、抱き留めて制止しようとするサトシ。しかしサトシはヒコザルに噛み付かれてしまいます。その様子を見て、ポケモンたちは動こうとしますが、サトシに任せるようピカチュウが皆を説得します。
ヒコザルを抱えたまま、サトシは「おまえはもう勝ったんだぞ!」と渾身の叫びを上げます。その声に我に返るヒコザル。そしてサトシに怒られるかと思い、身を竦ませるヒコザル。そんなヒコザルの頭をサトシはやさしく撫でてあげます。
去り際、あのもうかを使いこなせるのかとサトシに問うシンジ。その問いには分からないと答えるものの、自分の仲間を信じると自分のやり方を貫く意志を見せるサトシ。サトシがヒコザルのもうかを使いこなせるようになったときに再戦を誓い、シンジは去っていきます。
その様子にヒカリは、ヒコザルのもうかがシンジがヒコザルを極度に追い込むだけの方法ではダメだったのに、サトシのときには出現したことに、意味があると思う、と感慨深げに呟いていました。
そしてヒコザルの一連の戦いに、何かあってはすぐ涙を浮かべていたグライガーも何かを感じ取ったようでした。


ヒコザルがシンジと苛烈な特訓をしていたことがうかがわれる回でした〜。ヒコザルもこれをきっかけに今まで以上に、仲間やサトシを信頼していけるようになるんでしょうねえ。
そしてどうやら泣き虫っぽいグライガーも、このヒコザルとサトシのバトルに何かを感じ取って強くなるみたいですね。
それにしても来週の、あのグレッグル大発生(?)大集合はすごかった〜。大笑いしてしまいました〜。来週楽しみです!