WJ51号※ネタばれがありますので、ご注意くださいね!引用は「」もしくは『』抜きしています。任意で句読点を付しています。

乱菊さんの目前に迫ったアパッチの攻撃は、大きな爆発とともに弾け消し飛ばされました。絶体絶命の窮地にまさかの助太刀…驚いて振り返る乱菊さんの視線の先には、解放した飛梅を携えた雛森ちゃん…!眼の下の暈は消え、寄せた眉や引き結んだ口元に何か決意を感じさせるような…しかしどこかまだ不安定なものを覗かせる表情で、柄をしっかり握りしめています。
山じいの城郭炎上の中に閉じ込められているギンがニヤリと笑みを浮かべ、「どうかしはりました? 藍染隊長」と藍染を窺います。それに薄く笑うだけで表情を崩すこともなく「何でもない 取るに足りない事だよ」と応える藍染
そしてハリベルと刀を交える日番谷くんも雛森ちゃんが駆けつけたことを察知します。少し苦そうに表情を崩し刀を引いたところに、ハリベルが力強く刀を打ち込んできます。日番谷くんも氷輪丸でその攻撃を受け止めます。「今、一瞬 霊圧が乱れたな」「…何の話だ」答えない日番谷くんに「何があった」と再度訊ねるハリベルですが、日番谷くんは「知らねえな」と突っ撥ねると氷輪丸を振います。氷輪丸から放たれた氷塊(氷の柱?)の蔭で、先遣隊として織姫ちゃんの家にいた際モニター越しに言葉を交わしたときの雛森ちゃんの姿が頭を過ぎる日番谷くん。眼の下には深い暈、笑顔を作りなんとか藍染を擁護しようとしていた姿…。『なんで 来ちまったんだ――…』という思いが滲みます、。

ザ…ッと歩み寄って来た雛森ちゃんい「あんた… もう平気なの…?」と心配そうにする乱菊さん。「…はい」と少し笑顔を見せる雛森ちゃん。雛森ちゃんの左腕には五番隊の副官章がありました。「心配しないで 乱菊さん」その副官章を遠く見遣っていた乱菊さんの瞳に気づいて雛森ちゃんは声をかけます。「あたしは確かに五番隊副隊長として 副官章をつけてここへ来ました…」「でもそれは “五番隊の隊員たちをあずかる者として”という意味です」「“藍染隊長の部下して”じゃありません」乱菊さんを真っ直ぐに見据え、しっかりとした言葉つきで話す雛森ちゃん。「…あの人はもう 尸魂界の… ……敵ですから」言葉を続ける雛森ちゃんにじっと耳を傾けていた乱菊さんは、かすかに眉を寄せるとあと、「…そうね」との物憂げに深く眼を伏せます。
「わかっているならいいわ 行くわよ!」と灰猫を構える乱菊さんですが、その胸中は『……雛森… 気付いてるか知らないけど あなた今・藍染隊長って言ったのよ』*1雛森ちゃんの藍染への思慕を察してやりきれぬ苦しい思いのようでした…。

そこへ「終わったかァ?つまんねえお喋りはよ」というアパッチの声とともに、彼女の手首にはめられていたブレスレットのようなものが高速で飛んできます。気づいた乱菊さんが灰猫でその攻撃を防ぎ、雛森ちゃんが飛梅の爆発をそのブレスレットに命中させます。飛梅の爆発を掻い潜りブレスレットアパッチの手元に戻ってきます。先ほどの自分の攻撃を爆破したのが飛梅の能力だったのかと雛森ちゃんを睨め付けます。雛森ちゃんがつけている副官章にも気づいたようですが全く怯む様子もなく「副隊長2人じゃ 3対1と大差ねえぞ」と言い放ちます。そして自分が両手首につけていたブレスレットをガンと叩き合わせて破壊したかと思うと、ふたつのブレスレットは一方ずつに三つの刃がついた武器に変わります。それをアパッチが構えたと同時に、ミラ・ローズも刀を構え、スンスンも長い袖の下に隠されていた三つまたの細い矛のようなものを構えます。
「ミラ・ローズ!!スンスン!!終わりにするぜ!! こんなママゴトみてーな戦い、とっとと片した ハリベル様んとこ行くんだよ!!」とアパッチが叫ぶと、「仕切んな 馬鹿」「一番ダラダラしてたのはあなたでしょ」とミラ・ローズもスンスンも不平を口にしますが、「でも まあ」「意見には同感ですわ」と応じ、三方から乱菊さんと雛森ちゃん目掛けて飛び掛かります。「じゃあな!!牛オンナ!!」とアパッチが勝負がついたと言わんばかりの笑みで叫んだ直後、三人は自分たちのからだの周りに何かに引っ掛かったような違和感を感じ、動きを止めます。「何だ……こりゃ…!?」驚いてアパッチが視線を落とすと網のようなものが張り巡らされていました。それが自分たちの動きを封じているのでした。動きを封じられたアパッチを背に雛森ちゃんが口を開きます。「…考えませんでしたか? 最初にあたしが どうやってあなたに飛梅を命中させたのか」*2「あなた達はみんな あたしよりずっと強いです 飛梅を当てられる距離まで気付かれずに近づくためには 鬼道で姿も霊圧も消して近付かないといけなかった…」「だから、姿を消したついでに 乱菊さんの周りに鬼道の網を張り巡らせておいたんです」淡々と語る雛森ちゃん。そしてアパッチのほうを振り返り「まさか3人とも かかってくれるとは思いませんでしたけど」と力を込めて言います。「ガキが…!」と動きを封じられて焦るアパッチたちをよそに、「――弾け 『飛梅』」と刀を大きく振りなでる雛森ちゃん。ここは今週は了。




雛森ちゃん、出てきたー!!!!びっくりー!!!!あんまり元気じゃなさそうなのが心配です…!アパッチたちとは戦えてるけど、藍染の姿を実際見たら…大丈夫かな大丈夫かな…と、自分にうざいよ、わたし!と言いたくなるくらい心配なんですが…!ほんとにほんとにこれに尽きます、今週号!

アパッチたちはこれでやられてしまうんでしょうか?もうちょっ見せ場あるかな?

日番谷くんの一瞬の霊圧の乱れにも気づくハリベルの聡明さが好きです!
アパッチハリベルのところに行かなくては!と、戦い始まったときから考えてるとこも実は好きだ。

雛森ちゃんもここに駆けつけてるってことは、実はななちんもどこかにいるんですかねー?

後ろのページで次号の予告がありますが、来週というか今週土曜発売の次号ではBLEACH巻頭カラーのようですっ。そして予告の文言までよく読んでみたら、「激戦続く空座町!二人の隊長が動き出す…!?」とありましたが、この二人って誰…!!?まさか…!?とか期待しましたが、いちおージャンプ歴もそこそこ長いのでここの次号予告があんまあてにならないのも知ってるので(笑)、何も考えず次号を待とう!(笑)というか雛森ちゃんがとてつもなく心配だー…(自分がこんなに雛森ちゃんが好きだと知らなかったぜー)

*1:「今」のあとはコマが変わるため、任意で中黒を付しました。「隊長」部分に傍点あり。

*2:「どうやって」以降傍点あり