WJ29号※ネタばれがありますので、ご注意くださいね!引用部分は「」抜きしています。藍染さんたちがお好きな方は戻られてくださいっ

ガランと叩きつけられるように地面に落ちた藍染の五番隊の副官章。「面白いお客様だ…」と皮肉を口にする藍染の対峙する先には、浦原さんと大鬼道長の鉄裁さん。
彼らの姿を見、「あかんやん 見つかってもた」とあっけらかんと笑むギンの後ろで藍染もうすく笑っています。一方、東仙は「斬ります」と刀の柄に手をかけます。それを軽く制する藍染に「しかし…」と言い募る東仙。その東仙に背を向けたまま藍染は「僕は“いい”と言ったよ」と静かにこぼします。それに言い知れぬ恐怖を感じた東仙は「僭上な物言いお許しください!」とすぐさま片膝をついて許しを請います。その脇で残る力を振り絞って立ち上がった平子が「なんで…来たんや…」と浦原さんに問いかけます。「…何スかその趣味の悪い仮面は?」とおどけてみせる浦原さんに「言うてくれるやんけ…」と、平子も苦しい息の下ながらも笑って見せます。それに軽く笑みを浮かべて応える浦原さん。そして浦原さんの視線はひよ里ちゃんのほうへ。虚化し倒れているひよ里ちゃんの姿を目に留め、眉を寄せる浦原さん。
細い月の下、あたりの樹木がざわつく中で藍染と対峙する浦原さん。その様子には、緊急の隊首会のときのように取り乱したようなところは少しもありません。
少し顎を引き下から睨むようにして藍染を見据える浦原さん。「ここで何を?」と尋ねます。「何も」と答える藍染。そして、「戦闘で負傷した魂魄消失案件始末特務部隊の方々を発見し 救助を試みていただけのことです」と続けます。それに「……何故嘘をつくんスか…?」と静かに問いかける浦原さん。あたりで倒れているみんなの姿に、「これが『負傷』?」「嘘言っちゃいけない」「これは『虚化』だ」と断じ、藍染をいっそう厳しく見据えます。それを色もなく聞いていた藍染は、「…成程」とひと言呟くと、「やはり君は 思った通りの男だ」と威圧するような重く冷徹そうな目を浦原さんに向けます。「今夜 此処へ来てくれて良かった」と言葉を残し、ギンと東仙に退くよう命じます。それを追おうとした浦原さんの背後から、「お避け下され 浦原殿ォッ!!!」と鬼気迫る鉄裁さんの叫び声。浦原さんが足を止めるや否や藍染たちの背に向かって「破道の八十八!! 『飛竜撃賊震天雷炮』!!!」とあたりを覆い尽くすほど大きな鬼道を放ちます。しかし、その鉄裁の渾身の攻撃は、藍染の「縛道の八十一 『断空』」によって遮断され、藍染たちは逃れます。「“副隊長”が…詠唱破棄した『断空』で私の鬼道を止めた…!?」と愕然とする鉄裁さん。
二人が立ち尽くしている傍で、平子が声をあげ倒れてしまいます。藍染たちを追うことよりも8人の処置を勧める鉄裁さん。それに「ここまで進行した状態じゃあここでの処置は…」と戸惑う浦原さんに、今目の前で起きている虚化について浦原さん自身が何か知っており、その対処法も知っていることを察し、「この状態のまま十二番隊隊舎へ運びます」*1と提案します。対処法については「賭けの様な方法」と浦原さんは言いましたが、「それでも無いよりは良い!」と鉄裁さんが決断したのでした。
8人を救うのに十二番隊隊舎の設備が必要と判断した鉄裁さんは、禁術と知りながら「“時間停止”と“空間転位”」を使います。驚いて目を瞠る浦原さん…。
そして浦原さんと鉄裁さん、虚化がはじまってしまった8人は倒れていたあたりの草木や地面ごと十二番隊隊舎へ。
外套の頭の部分を脱ぎ、「『虚化』というのは……僕が死神の魂魄の強化を研究する上で到達した“解(こたえ)”の一つです…」と説明を始める浦原さん。「その過程でボクは虚と死神の境界を瞬時に破壊創造する物質を作りました…」黙したまま耳を傾ける鉄裁さんに浦原さんはあるものを取り出して続けます。「これを使って平子サン達を治療します 名を『崩玉』」と。今週はここで了。




読んだ後にじりじりと湧いてくるこの苛立ちは何なんだろーっと、ここのところ毎週思ってます(笑)次第に明かされる藍染の企みの数々(数々というよりデカイひとつのに派生する数々)にみんなが翻弄されるのが耐えられないーっ(泣)まず自分で試してくれー。自分で試してから営業に出てくれー。しかもあの圧倒的な強さがまたイライラしちゃうよ。一護でも誰でもいいけど、最後はガスッといけよ!…なんか書いててコワいよ?



↓この辺からどんどん偏っていきます。

個人的に白ちゃんと拳西さんが好きなので、藍染に圧倒されて即座に跪いて詫びを入れてる東仙の姿になんだか切ないというか悲しくなりました。。。あーホントに君の中では拳西さんは隊長ではなかったのねーみたいな。(遠い目)いや、別に、跪いて謝りなさ〜いぃぃぃって言ってるわけじゃないんですが。(こっこさんの「カウントダウン」みたいだ)その姿に東仙藍染に心酔してる様が伝わってくるようで。東仙がもともと九番隊にいたのか、藍染の目的のために九番隊に入隊したのかは分かんないけど、きっと、拳西さんたちが九番隊をどんなに良い隊にしてても、東仙には届かなかった・んだろうな、その一点もかなり悲しい今回でした。
白ちゃんも、ふだんは拳西さんと言い合いばっかりしてるけど、ほんとうは拳西さんのことを尊敬してたりもするんでしょうから、東仙が九番隊の主力部隊に属していながらも彼が拳西さんのことを自身の隊長だと思ってはいなかったことを知れば、信じがたく悲しい思いをするんだろうなぁ…。今回の出立前もあんなだったけど、自分の隊のことを・拳西さんの九番隊を大好きだろうからなぁ、白ちゃん。
先ほど17巻を読み返していたんですが、、改めて東仙の思う正義ってどんなものなんだろうな、って、こまむーみたいに思いました。そして、藍染東仙に広げてみせた正義ってどんなものだったのかな、とも。
ますます目が離せませんね!

なんか感想があまりにも偏ってすみません。。。ですが、ご覧になってくださってありがとうございます!

*1:「この状態のまま」の部分に傍点あり。