今日のKBCニュースピア630

私たちの家では夕方(夕方でなくとも)ニュースをつけるならNHKなのですが、17日は敬老の日でニュースでない特番が放映されており、別のチャンネルでニュースを見ることにしました。そこでたまたま入れたのが、KBC(九州朝日放送)のニュースピア630。17日のニュースピア630では、一連のニュースを報道した後、昨年8月に飲酒運転の車に追突され3人のお子さんを亡くされた大上さまご夫婦に4人目のお子さんが生まれるまでのドキュメントが短くではありましたが、放映されていました。奥様は事故後の後遺症に悩まされながらも、16日未明に元気な女の子をご出産されたそうです。
私も世の中をよくするために何かしよう!とか考えるよりも先に涙が溢れていました。これをかいているのが19日ですが、いまだになにか考えて言葉に転写できるような思いではなく、その報道から受けた感銘をそのまま胸に埋め込んだままにしているような状態です。
これからも、何をしよう、こうしよう、と、報道から受けたものを指針や言葉に変えることはできないかもしれません。ですが、これから何を選択するときやひとに接するとき、それは目に見えなくて気づかなくても、私の心になんらかの作用をもたらし残っていくのではないかな…と思います。そんな形でしか自分自身に残すことはできないけれども、「命の大切さを伝えられるのなら」と願われ取材に応じられたご夫妻のお心を少しは感じられたんじゃないかな、と思いました。
そして、このドキュメントのあと、番組のキャスターを務めていらっしゃる武藤麻美さんは目に涙をいっぱいためていらっしゃいました。少し涙声で原稿を読み上げ、番組はCMへ。どんなニュースも消費されていくように足早に大量に報道されていく中で、こんなふうにひとつの報道に足をとめて涙されるような方がキャスターを務められる番組でこのドキュメントがあってよかったと思えました。本当は淡々としてなきゃいけないんだろうけど。。。
あとで調べてみると、この武藤キャスター、私と卒業した大学がおなじでしたー…。