アニメ・ポケモンDP「ナエトル、ハヤシガメ…そしてドダイトス…!」

ポケモンセンターのテレビからは、シロナとリョウのチャンピオンマスターリーグのバトルの中継が流れていました。そこにはシンジの姿も。サトシたちもそのバトルを観戦するべく、ポケモンセンターに駆け込んできます。バトルの結果は、シロナの圧勝。シロナの強さにサトシたちは驚くするばかりでした。
それからサトシは、屋外にて対メリッサ戦のための特訓を開始します。それに気付いたシンジは、木立の蔭からその様子を少し眺めていました。シンジに気付いたタケシはピンプクをだっこしたまま、シンジに話し掛けます。鬱陶しそうにするシンジに、「シンジというトレーナーに興味があってね」とタケシは穏やかに続け、シンジの兄であるレイジに会ったことも話します。そして、レイジがいろんなバッジなどを手にした凄腕トレーナーであることんにタケシが感心していると、シンジはレイジがただ一度バトルに負けただけでバトルすることをやめてしまった兄を快く思っていない様子を見せ、自分は兄とは違う道を目指すと力の篭った声で告げます。
やがてその場でバトルになったサトシとシンジ。サトシはナエトル、シンジはドンカラスを繰り出します。そのバトルの最中、ハヤシガメに進化したナエトル。進化してパワーアップしたハヤシガメにサトシは、ナエトル同様スピード感のあるバトルを指示しますが、うまくいきません。その様子を木々の奥から窺っていたポケモンがいました。ロケット団に背の木立を剪定してもらいながら休んでいたシンジのドダイトスでした。
バトルはシンジのドンカラスの勝利でした。
バトルを終え、ポケモンセンターで手当てを受けるハヤシガメ。それを見守りながらサトシは先程のバトルを振り返ります。なぜ今までのような素早い動きができなくなったんだろう?と考え込むサトシに、タケシはハヤシガメに進化したことでからだの重さが増したことを指摘します。なぞが解けたサトシは、治療から戻ってきたハヤシガメを一生懸命励ましますが、ハヤシガメは気の晴れない様子でした。
その晩、皆が寝静まったあと、ひとり起き出すハヤシガメ。それにハヤシガメに凭れて寝ていたヒコザルがいち早く気付きます。ハヤシガメの重々しい足音にほかのポケモンたちも目を覚まします。皆が寝ている間にひとり特訓を積もうとしているハヤシガメの気持ちを察し、ほかのポケモンたちもハヤシガメについていき、特訓を共にします。
夜も更ける中、頑張るハヤシガメたち。そこに現れたのはシンジのドダイトス…!みんな慌てて構えますが、ドダイトスはバトルをしにきた様子ではありませんでした。そしてドダイトスはサトシのグライオンに自分とバトルするように指示します。その指示におっかなびっくりのグライオンでしたが、はがねのつばさなどでドダイトスに攻撃を仕掛けます。その攻撃をあえてよけず正面から受け止めるドダイトス。しかしグライオンの数度の攻撃ののち攻撃の隙を見つけて反撃、本当のバトルではなかったので寸止めしましたが、命中すれば強力なものでした。ドダイトスは、体格やおもさが変わってしまってうまいようにスピードが出せなくなってしまったハヤシガメに、スピード重視のバトルではなく体格を生かした攻撃を受けとめつつ必勝の一撃を狙うバトルスタイルがあることを教えたのでした。ピカチュウポッチャマグレッグルに起こされたサトシたちもその様子を見届けていました。
翌朝、ポケモンセンターを発つシンジの姿を見つけたサトシはシンジを呼び止め、「ドダイトスの昨日のお礼がしたい」と申し出ます。それにシンジは「ドダイトスが勝手にやったことだ」とそっけなく返し、旅立っていきます。そのシンジの態度には少し反感を持ちながらも、サトシはハヤシガメの背に乗っていたヒコザルに「シンジのポケモンにもいろんなやつがいるんだな」と爽やかに述べていました。


頑張るハヤシガメの姿に滝のように涙が、ハヤシガメドダイトスが自身のバトルスタイルを教えに来るシーンにも滝涙の今回でした。ドダイトス大好きだーってなりますよね!(単純ですが)
で、今回思ったのが、こんなドダイトスを持っているシンジも実はいい奴なのかもなーと。最初にもらったナエトルから育ててるわけですから、シンジと一番長く一緒に旅してるのはこのドダイトスですからねー。もともとの気質もあるのでしょうが、育てたドダイトスがいいやつなので。。シンジも隠れいいやつなのかもなーと思いました…って単純だな。(いや逆に、シンジに出会ったことで、いいやつ指数が下がってしまったが、まだ残ってるだけとか…?)シンジのことをほかのポケモンたちよりも分かってくれてるのもこのドダイトスなんだろうなぁ。