ポケモンDP「メイドカフェのミルタンク!」

次の目的地に向けて旅を続けるサトシたち一行。次のジム戦に向けて意気込むサトシとは対照的に、まだ自分の進む方向をよく定めきれないヒカリ。そんなふたりをタケシが気分転換に誘います。訪れたのはシンオウ地方で今話題の(推定)メイドカフェ。そこではミルタンクのミルクが一番のオススメ商品。絞りたてのミルクをごちそうになるため、牛舎(なのかなぁ)に呼ばれるサトシたち。そこではメイドのハル、ナツのミルタンクのミルクをごちそうになります。しかし、もうひとりのメイド・アキのミルタンク・るーたんだけは、アキの言うことを聞こうとせず、離れたところでま〜ったりと座っているだけ。ゲットして日が浅いけれども言うことを聞かないるーたんに、アキはもうお疲れ気味。言うこと聞かなくてかわいくないし、もう手放そうかと思っていると言うアキを、タケシが叱ります。そしてアキとタケシの特訓が始まり、途中ロケット団の横槍もありましたが、るーたんはついにアキに心を開きふたりには信頼関係が生まれ、タケシのピンプクは「ひみつのちから」を使えるようになりました!
・・・大筋こんな感じでした。
特訓中アキがタケシのことを「教官!」なんて呼んでて、これはスチュワーデス物語か・・?(スチュワーデスって言葉もあと何年かしたら死語でしょうねぇ・・)と思っていたら、さらに「私がドジでのろまなヤドンだから・・・」の台詞も出てきて、こりゃースチュワーデス物語だな*1、とか思いつつ。てゆーか、ふつーの視聴者は知らないよ、この元ネタ(笑)年を取るってイヤなもんです(泣)
そんなことより、今回一番印象に残ったのはやっぱりヒカリ!タケシとアキが特訓をしている間、サトシやヒカリたちもメイドの衣装?に着替えて
ハルとナツのお店を手伝います。どんな需要があるのか(笑)サトシもメイド姿!やがてお店も一段落し、サトシはジム戦に向けてナエトルエナジーボールの特訓です。それを建物の蔭から見ていたヒカリも、よーし私も頑張るぞー!と勢いづいてモンスターボールを放とうとしますが、その手は止まります。思い返されるノゾミの厳しい指摘、コンテストの主役はポケモン、技ばかり磨いてポケモンたちを魅せることを忘れてるんじゃない!?(前回こんなにノゾミ、辛辣な口調でしたっけ?)私、なにを頑張るんだろう・・・とよるべなくヒカリは呟きます。うずくまって泣いているところに心配そうに傍にやってくるポッチャマ。トレーナーの私がこんなじゃだめだよね、と言い聞かせるヒカリ。そこへ「どうした?ヒカリ」とやってきたサトシとナエトル。泣き顔のまま顔を上げるヒカリ。。。ここでCMが入ります。
ノゾミに自分が間違っている点を指摘してもらったけれども、それで心の中が一変して希望がむくむく・・・にはやはりヒカリは至っていなかった。一変させちゃう言葉っていうのもありますけれども。自分の力の入れる方向が間違っていたのはわかった。けれども、じゃあどうやれば、ポケモンの技ではなく、ポケモンの魅力を引き出しポケモンを主役にしたパフォーマンスができるのか。それはわからないまま。答えを見出せないまま。答えを見つけられれば、こうしようああしようと明日へ未来へつながる、でも今のヒカリは「どう」すればいいのかが分からない。なんて苦しい胸の内なんだろう・・・。ヒカリはあんまりかわいそうになってきたので、元来ノゾヒカですが(笑)、もうサトシでもいい!ヒカリを元気にしてあげて!!とCM中祈ってました・・・!そしてCMあけ・・・
「ヒカリ・・・その涙・・・」サトシのヒカリを気遣う言葉に、きっと方向を見出せない今の苦しい心持ちを打ち明けようと傾いたにちがいありません。しかしその次のサトシの言葉、「・・・目にゴミでも入ったのか?」待て待て待て待て…!!!なんでそーくるのっ!!?(泣)さすがにこれにはヒカリもがくー。「そう、目にゴミが入ったの」と誤魔化し、腹ごしらえ?にサトシとソフトクリームを食べに行ってました・・・
サ、サトシ、なんて素敵キャラなんだよ・・・CM後脱力でしたー。
ソフトクリームを食べに走ってくヒカリの姿に、いっぺんに今の方向性の見えない気持ちは好転しないかもしれないけれど、コンテストとは関係なくても毎日1コずつでも楽しいことがあっていつか元気を取り戻してね、と心から応援してましたー。てかこっちが泣きたくなってきた。夢を実らせるのはたやすくはない、つらいことも苦しい期間が続くこともあるっていうのも、描かれてるんですね・・・。ほんと、成長物語です。
今度ヒカリが自分の道筋を見つけるときに、ノゾミが関わってほしいなぁ、というのは、個人的な希望です(笑)
今回、「トレーナーの私がこんなじゃだめだよね」と心配そうにしているポッチャマにヒカリは言いますが、ポケモンは人間の言葉こそ話しませんが、気持ちはちゃんと通じてるはず。トレーナーだから、と気負わず、ポッチャマをはじめとする自分のポケモンたちと一緒に笑うだけじゃなくって一緒に泣けるようになったらいいな、と思いました。ほんと、泣きたい気持ちもポッチャマたちにも分けてあげて〜。そうしてもらうためにポッチャマはひかりの傍にとことこやってきてくれたんだから!ほんと、うれしいこともかなしいこともひとり占めはナシ*2です!ヒカリさん!なので、ヒカリが次に向かう気持ちが芽生えたときには、ノゾミにも関わって欲しいけど、ポッチャマたちも関わって欲しい!というのが最終的な希望です。

*1:スチュワーデス物語では、「ドジでのろまなカメだから・・・」みたいな台詞が出てきます。

*2:ポケモンじゃないけど、劇場版のBLEACHで主人公のお父さんが言ってたことば。